呂川のせせらぎを越えて石段を上がれば、土産物
屋さんの賑わいの向かいに悠々と建つ三千院門跡
大原探訪のメッカです。
天台宗五箇室門跡の一つとあって平安時代に皇族が
お住まいだったそのお寺はさすがに優美な雰囲気。
客殿の襖絵や古文書を背に池泉回遊式庭園の聚碧
を望めば、さながら優雅な平安貴族のような気分。
涼しい空気が縁をそよいで肌を撫でていきます。
やさしい風と贅沢な庭の眺めに、時間も忘れてつい
のんびり…。存分に眺めを楽しんだら、境内を散策に
出かけましょう。
ここでの見所は往生極楽院。藤原時代に建てられた49の常行堂のうち、唯一現存する御堂です。
重要文化財の阿弥陀三尊が、安らかな面持ちで訪れる人を迎えてくださいます。さらに足を伸ばすと、
7月に見頃をむかえるあじさい苑や、不動明王を頂く金色堂。階段のもとに滴る金色水は福寿延命の
ご利益が。そっと手をすすぎ、金色堂から観音堂へとお参りを済ませたらさらに奥へと。
やがて鎌倉時代の石仏のもとへ辿り着きます。
地元では「翁地蔵さん」と呼ばれている仏像。
水をつけると子供の夜尿症が治るという言い伝えも納得の貫禄です。
三千院の境内をじっくり見て回ると、小一時間はかかります。
それほど見所の多いところ。お時間と体力に余裕のあるうちに、
おいでくださいな。

往生極楽堂
● 三千院 ●

京都市左京区大原来迎院町540
電話 : 075−744−2531

−拝観料−
拝観料:一般600円 中高生300円 小学生150円

拝観時間 : 8:30〜16:30

翁地蔵

あじさい苑